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スマートフォンアプリEXPO2013に参加してきました

Posted in: Webサービス, 日常

スマートフォンアプリEXPO2013に参加してきましたスマートフォンアプリEXPO2013
今日は1日有休をとってスマートフォンアプリEXPOに参加してきました!
仕事上ではあまりスマホアプリを販売することはないのですが、
今後はWebだけでなく企業がアプリでの販売戦略を検討することも多いので
どういった企業がどんなアプリを出してきているのか動向も確認してきました。

LINEの取締役である出澤さんのセミナーも聞いてきたので、振り返りのために
ブログにもまとめておきたいと思います。

LINEの現状

スマートフォンアプリEXPO2013
全世界での利用ユーザー数1.3億人のうち、日本での利用者は4500万人となっています。
この4500万という数字はWebのアクセスなどで求められるユニークユーザー数とは違い
純粋に電話番号の数となるため、ユーザーの重なりが少なく事実上4500万人の人がLINEを
使っていることを意味しているそうです。
※携帯を複数所持する場合もあるので、一概に4500万人利用とはいえないが

最近ではさらにユーザー数の獲得のため、NOKIAと連動し端末にLINEをプリインストール
しているそうです。ヨーロッパでのユーザーもどんどん増えてきているみたいです。

LINEのコアバリュー

LINEには3つのコアバリューがあるそうです。

1. PC < SMARTPHONE
LINEを制作するときにスマホだけを考えて制作した。
ユーザー数の獲得を意識してしまうとPC版やガラケー版などいろんなモデルを
考えてしまう。でもそうなると多機能になってしまうデメリットが生まれてしまう。
LINEはとにかくスマホに特化したアプリとして開発していったようです。

2. OPEN < CLOSED
当初LINEはスマホ専用のソーシャル系の写真アプリとメッセージアプリで迷っていたが
3.11の震災後に、通信網として活躍したTwitterからヒントを得てメッセージ系のアプリ
制作を進めていくことになったようです。
ただ、ソーシャル系で多くあるオープンなメッセージのやりとりではなく、
身近な人とクローズな関係でコミュニケーションが取れるアプリにしていくことに決めたそうです。

日常のコミュニケーションの多くは親しい人との会話で成立しています。
友達や家族といった人たちとの何気ない会話ができるアプリがLINEとなっています。

3. INFO < EMOTION
これまでのSNSでは情報共有がメインとなっていたが、LINEは日常会話を重視しています。
※2で説明したとおり
ここから誕生したのがスタンプ機能のようです。

LINEを使って夫婦仲が良くなった夫婦が増えてきているようです。
⇒これまで帰りが遅くなるや飲み会といった連絡を忘れがちだったり、
 送るのが面倒だったりしたのが、LINEのスタンプで簡単に意思を伝えることが
 できるようになったのが大きかったようです。

LINEのマーケティング

◆ユーザー
LINEのユーザーは10代や20代が中心と思われがちだが、実際は30代以上の方が
55%もLINEを使っています。

全国での利用率は下記の通りのようです。
関東:36.1%
中部:15.2%
近畿:21.6%

これまでソーシャルマーケティングではどうしても関東圏でしか
効果を出すことができなかったが、LINEでは全国どこでもマーケティングを
行うことができるようです。

LINEの利用者を世代別に確認してみると、若い世代と女性の利用者が多いことがわかったようです。
若い世代は新聞を取る人が少なく、そこに同封していた広告がまず届くことがありません。
それを補填するために企業はメルマガを発行するようになりましたが、その開封率も下がる一方・・・
一番情報を伝えたい若い世代へ企業からメッセージを届ける手段がどんどんなくなってきていることになります。
そこで、若い世代のユーザー数も多いLINEを使って情報を届ける手法が新しいマーケティングになると
出澤さんが説明していました。

◆LINEマーケティングのコンセプト
・ユーザーが喜ぶ情報を提供すること
・ユーザーに価値のある情報を届けること

◆スポンサードスタンプ
企業が費用を出してユーザーが無料で使用できるスタンプのことです。
スタンプはユーザーの8割が利用したそうです(ロッテ コアラのマーチ)
実際にコアラのマーチのスタンプは当時600万ダウンロードされ、期間中4000万回スタンプが使用されたようです。その効果としてスタンプ配布期間の間、例年と比較して
コンビニ流通調べて約15%も売上が伸びていたそうです。
また、スーパーの流通においてもキャンペーンなどあったが、全体で45%も伸びたそうです。

ライトファン層をうまく取り込むのがLINEマーケティングで成功する秘訣となります。
公式アカウントの友達登録数は最低10万人となっていたそうです。
コストは300万円と高くなってしまうが、費用対効果は十分考えられる結果となっていたそうです。

◆LINE@
法人がLINEを活用して情報配信できるサービスです。公式アカウントへのお問い合わせが増えたことからLINE@が誕生したようです。月額5000円で始められるため、企業にとっても大きな負担となることもなく実験的にはじめることができる価格設定になっています。

タワレコの広島店の事例では、店内のPOPなどで紹介し2週間で約600人のユーザーを集めたそうです。その600人のユーザーに対してクーポンや割引券を配信したところ、150人がレジまで持ってきたそうです。つまり、地方の商店の場合にもPOPなど宣伝しだいでユーザーを獲得し、情報を配信していくことが可能ということが実証されたことになります。これを機に全国のタワレコではLINE@の利用が始まってきているようです。

まとめ

従来の集客策であったメルマガ、DM、アプリはユーザーへの負荷が大きく、なかなか利用してもらうことが出来なくなってきています。メルマガは開封率が低いし、DMは送付先を獲得するのが困難。アプリは制作しても拡散することが難しいこれらに比べてLINE@は2タップで登録できるため、ユーザーへの負荷はほとんどないようです。

今回はLINE@の紹介部分がメインとなりますが、スマホを利用した集客策については
具体的な情報を得ることができました!
今後の営業活動においても参考になる情報が多くて、楽しい時間となりました。


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