1.高視聴率な長寿番組。それがサザエさん

先にも説明しましたが、1969年からスタートした番組となるため、なんと今年で42年になります。
そして気になるのが視聴率。
1989年（平成元年）1月15日から2008年（平成20年）11月時点において、22.3%を記録しています。※Wikipediaより
最高平均視聴率は1979年（昭和54年）9月16日放送の39.4%（関東地区）であり、
アニメ全体でも歴代高視聴率第2位となる数値をたたき出している化け物番組なんです。

2.伝説の回、全自動たまご割り機

今もなおネット上で語り継がれている伝説の回。
それが作品No.5875『父さん発明の母』というお話である。
ニコニコ大百科にポイントがまとめられていたのでこちらでも紹介します。

ストーリー

ある日、会社の帰りに「全自動たまご割り機」なる道具を買ってきた波平。
おもしろがる子供たちにご満悦の波平だが、予定もないのに必要以上に卵を割ったりと家族はいい迷惑。
ところが次の日、このことを知らないノリスケが全自動卵割り機のことを
「ばかばかしい」と言ってしまい険悪なムードに・・・
その時の会話の流れは下記のとおりとなる。

ノリスケ「そう言えば、この間、道端で妙な物を売ってましてね。その名も全自動卵割り機！」
カツオ「（驚いて）それで、買ったの？おじさん」

ノリスケ「買うわけがないだろう、そんなバカバカしい物」
カツオ（気まずそうに顔をしかめる）
波平（眉をしかめる）
マスオ「あ・・・あ・・・」←あまりの展開に言葉が出ない（笑）
ノリスケ「手で割れば済むものを、わざわざ機械を使うなんてね。そんな物を買う人の気持ちがわかりませんよ。」
ノリスケ「どうせ買うのは、卵を割った事なんてない関白亭主ですよ」
マスオ「（顔面蒼白状態）ノ・・・ノリスケくん・・・」

波平「（火山噴火直前状態）」

ポイント

1. このストーリーの一番のポイントは、ひとえに波平の暴走っぷりに尽きるであろう。
2. 家事事情に詳しくないがゆえに、街頭販売のインチキまがいの商品を買ってしまう。
3. カツオの「明日はすき焼き」という提案に何の疑いもなく賛成してしまう。
4. 一番正しいはずのノリスケの指摘に、まるで子供のように憤慨し、ノリスケの出入りを禁止する。
5. その後家族に卵割り機の話を持ち出されても「その話はするな！」とスネる。
6. ノリスケのある種「うまい話」にまんまと乗せられる。
7. また、暴走する波平に対する各人の反応もポイント。
8. 全自動卵割り機で割った卵で作っただけの卵焼きを絶賛するマスオの肩身の狭さ。
9. マスオさんの絶賛する際の表現「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ゛ 」にも注目。

3.波平という男

ポイント2からも分かるように、波平は昭和のお父さんらしく、頑固で意固地な性格に設定されています。
そこが逆におもしろくて、自分の間違いに気付いた時の波平の反応は本当に面白いです。

また、サザエやカツオを叱るときに落とす雷『ばっかも～ん!!』を
ネット上では『Back Come On!!』と表記されることが多いです。
その週に2回雷が落ちた日には、本日2度目のBack come on!!とtwitterでつぶやかれることも多々ありますｗ
また、子供たちから「○○でしょ？お父さん！」と聞いたときに返す『さよう』もポイントとなっています。
ちなみにネット表記では『SA☆YO☆U』と書かれることがあります。

4.カツオが理不尽なことで叱られる理由は脚本家にあり？

サザエさんで、こんなシーンを見たことはないだろうか。
サザエさんが波平に告げ口をして、カツオが理不尽なことで怒られてしまうシーン。
見ていて、カツオを気の毒に思ったり、可愛そうと思ってしまうことが多々あります。

実はこのシーン、ある脚本家さんのときに多く見ることができるんです。
その脚本化こそが、雪室俊一先生であります。
雪室先生ですが、初回放送分より脚本（’69/10～’85/4、’96/8～現在）を担当している
サザエさんでは外せない存在なのです。
また、「イクラちゃん」「中島くん」「花沢さん」「ホリカワくん」の名付け親でもあります！

先生の脚本の特徴は、一人の人物を中心に展開するお話が多く、
サブタイトルにもそのメインとなる人物名が入ることが多いです。

『タラちゃん 子どもの鑑』『カツオ 苦心の時間割』など。
また、ポイント2で紹介した『父さん発明の母』も雪室先生の脚本であります。

全体的にカツオとタラオを主人公にする作品が目立つ気がします。
そのため、カツオが主人公＝怒られるシーンが多い？のかもしれないですね。

最近の作品では、雪室先生と城山先生の二人が脚本を担当するケースが多いです。
城山先生は、季節ものの話が多いのが特徴です。父の日や母の日など祝日ものも多いですね。
また、その回のタイトル表示までの冒頭をサザエさんの4コマからストーリーを持ってくることが多いです。
なので、サザエさんの4コマを読んでいる人は、話のオチが分かっちゃうんですよねｗ

5.タラちゃんがネットで叩かれる理由

タラちゃんの本名がタラオであることは皆さんご存じでしょうが、
実はネット上では『タラヲ』と呼ばれているんです。
ネット上ではタラちゃんを嫌う人が多いようで、タラちゃんが登場する度にヤジが飛んでいます。
2ちゃんねるには、サザエさんの放送が始まるのと同時に『タラヲ氏ね』のスレが立つほどです。
では、タラちゃんはなんでこんなに嫌われているんでしょうか。嫌われる調べてみました。

1. 自尊心が異常に強い。自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする
2. 食べ物に対する異常な執着。自分だけ独占しようとする。
3. 基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため、性格がうっとうしい。
4. 責任感の欠如。自分で責任をとろうとせず、他人へなすり付けようとする。
5. 平気で他人を裏切る。表面上は取り繕っていても、いざとなると躊躇なく裏切る。
6. 一人では何もできない。（サザエ、カツオと一緒でしか行動できない）
7. 他人が間違いを犯すと嬉々として攻撃するくせに、自分の間違いは決して認めない。
8. 外見に対し非常にこだわる。表面上だけは取り繕おうとするが、行動がそれを裏切ってる

このような理由から、タラちゃんは叩かれているみたいです。

6.カツオとそれを取り巻く仲間たち

雪室先生の脚本で、カツオを主人公にする話が多いと紹介しましたが、
カツオを主人公とした作品には本当に多くのサブキャラクターが登場します。
もっとも王道と言えるのが、花沢さんと中島くんといったカツオの友達である。

花沢さんがカツオのことが大好きなのは、サザエさんを見ていれば分かることだが、
ネット上では、花沢さんが登場する度に『嫁』や『嫁登場』といったコメントが多く載せられます。
そのせいか、花沢さんから電話が入ったりすると、『カツオ リア充』と、私生活が充実している
カツオをねたんだり、ネタにすることも多いです。

カツオがませた感じで、女の子に興味を持つときはちょっと注目ですね。

7.ハイエナと呼ばれた男

皆さん、イクラちゃんの父親であるノリスケが『ハイエナ』と呼ばれていることは知っていますか？
ではなぜ、ノリスケがハイエナと呼ばれるのか。
その実態について説明していきます。
まずハイエナのイメージですが、他の肉食動物(例えばライオンなど)が捕獲した獲物を
横取りしたり、捕食後の残骸をあさるといったことを連想します。

では、サザエさんでこんなシーンを見たことはないでしょうか？
土用の丑の日にノリスケがうなぎ目当てで食事時にわざとサザエさんの家にきたり、
すき焼きなど、ちょっと豪華な夕飯時には鼻を効かせてタイミング良く家にくる。
こういった行動から、『ハイエナ』というレッテルをはられてしまったわけです・・・

8.レアBGM

サザエさんのBGMといえば、みなさん一度は耳に入れたことがあり、
口ずさめると思うんですが、ここ最近サザエさんのBGMに新しい曲が加わってるんです。
それもオチの部分で使われたり、場面が急展開する部分など、一瞬使われるケースが多く、
ネット上ではレアBGMの登場～と言うように報告があげられています。
サザエさんを見るうえで、聴きなれないBGMが流れたら、レアBGMかもしれませんね。

9.予告&じゃんけん予想

サザエさんの楽しみの一つであるのが、番組の最後のじゃんけん。
サザエさんに負けると1週間負けっぱなしで生活しなければいけないんですよね・・・
じゃんけんで何を出すか予想することは多いと思うんですが、
ネット上では、予告を誰が言うのか予想するのも流行っていますｗ
Twitterでは、番組のエンディングが始まると、『カツオでチョキ』や『ワカメでパー』など
予告とじゃんけんの予想をするつぶやきが多くなります。

10.Twitterで見るサザエさん

ポイント1～9までの内容は、すべてTwitter上で確認することができます。
おもしろいサザエさんの見方の一つとして、
Twitterのタイムラインを追ってみるのもいいかもしれません。
ハッシュタグ『#sazae』で検索すると、すごい数のつぶやきを確認することができます。
#sazaeでつぶやている人の大半が、ここであげたポイントを理解している人たちばかりです。