おろち

おろち

原作を読んでる人でも楽しめる作品でした！

地元の塾に『神の左手悪魔の右手』というコミックが
置いてあったことをきっかけに楳図かずお作品を読むように
なったんだけど、その中でも自分が好きだったのが
この『おろち』なんですよ。
そんなおろちの中でも最もストーリーや展開が強烈だった
美人姉妹の話が今回映画化されたものになります。
原作を読んでいるので、今回映画化されるにあたって
どのように表現されてるか楽しみだったんだけど、
あの禍々しさや間接的にくる恐怖感がリアルに再現されていて
見入ってしまう作品でした。

今回おろち役の谷村美月の演技もおろちの不思議さがうまく
かもし出されていてものすごく合ってました。（メイちゃんの執事のキャラはイマイチだったけどね）
美人姉妹役姉の木村佳乃さんの演技もすごかったです。
女性が醜くなるのを恐れ、気が狂う様子はただただ息をのんでしまいますね。

これまで楳図作品はいくつか映画化、ドラマ化されてきましたが
今回のおろちはあの独特な雰囲気をここまでリアルに再現できたことから、
最高の出来だったと自分は思います。原作を読んだことのない人は展開に驚かされ、
読んだことある人は、動きのあるおろちの世界に魅了されると思います。

ホラーのようで実はそうでない。そんな1本でした。
興味のある方はぜひ見てほしい作品です！